C大阪・鈴木孝司 30歳で初めてJ1のピッチ 胸に琉球へ感謝の気持ち

[ 2019年8月21日 11:00 ]

鈴木孝司
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 戦力外からはい上がり、30歳にして初めてJ1のピッチに立った。17日に行われた第23節横浜―C大阪戦(日産ス)。今夏にJ2琉球から完全移籍でC大阪に加入したFW鈴木孝司(30)は、後半28分から投入された。自らにゴールは生まれなかったものの、同34分には左足でシュートを放つなど積極性を示し、2―1勝利に貢献した。

 「J1は小さい頃から見てきた場所。そういったところに自分の身を置けるのは不思議なところもありますけど、満足したら終わりなんで。結果を出していきたい」

 柿谷曜一朗と同学年の鈴木は、下部カテゴリーから登りつめてきた。町田時代にJFL、J3を経験。16年にはJ2で開幕から好調をキープし12得点を挙げたものの、夏に左アキレス腱を断裂し残りのシーズンが絶望となった。翌年2月には、まさかの再断裂。「1年間、プレーできなかった」という。

 ケガをする前のような動きができない中、18年シーズン終了後には町田から契約満了を伝えられた。いわゆる戦力外。まだサッカーができると信じ、合同トライアウトを受けた。そして、オファーを提示してくれた唯一のクラブが琉球だった。

 「本当に琉球には恩義を感じています。ケガをして、まだ完璧じゃない状態で受けたトライアウトで拾ってもらって。沖縄ではいろんな人に出会って協力してもらい、足も段々良くなってきた。沖縄で良くしてもらったからこそ、今の自分がいる。本当に感謝です」

 琉球では、得点ランク2位で日本人最多の15得点をマーク。完全復活を果たした男に、前線の補強を模索するC大阪から正式オファーが届いた。

 「残ってプレーし続けることも恩返しだけど、琉球からJ1のピッチに立って活躍することも恩返しになる。悩んだけど“行きます”と返事をしました」

 生き返らせてくれた沖縄を思いながら、背番号18は新天地で勝負する 

 ◆鈴木 孝司(すずき・こうじ) 1989年7月25日生まれ、神奈川県三浦市出身の30歳。横浜ジュニアユース追浜から桐光学園高、法大を経て12年に町田に加入。契約満了の末に今年から琉球でプレーし、8月にC大阪へ完全移籍。1メートル79、77キロ。利き足は右。

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