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清水2連勝!ドウグラス 芸術的決勝弾「練習のたまもの」

[ 2019年8月11日 05:30 ]

明治安田生命J1第22節   清水1-0松本 ( 2019年8月10日    アイスタ )

<清水・松本>前半18分、4試合ぶりのゴールを決めた清水・ドウグラス
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 清水は10日、ホームで松本に1―0で勝ち2連勝を飾った。松本には公式戦7戦未勝利、J1では1分け2敗の苦手の相手に前半18分、FWドウグラス(31)が4試合ぶりの得点となる芸術的決勝点で勝利した。最下位の磐田は11日、湘南と対戦する。

 後ろに倒れ込みながら左足で合わせた。放物線を描いたボールは、ゴール左ネットを揺らした。高難度の技術を披露したエースにホームのアイスタは大歓声に包まれた。

 「目の前にいい具合にボールがきた。うまく決められたと思う。みなさんのおかげ。みんなの勝利、練習のたまものです」と今季9得点目にヒーローは声を弾ませた。

 前半18分。初のCKをMF西沢が左から蹴り込む。松本GK守田が捕球ミスで後逸すると、浮いてきた球に、ドウグラスが瞬時に体を反転させ反応。決勝弾を叩き出した。試合序盤から相手に押し込まれながらも、DF陣が冷静に対応。耐えていた仲間への「一発回答」。頼れる男の活躍で流れをつかんだ。

 白星で上昇気流に乗るには格好の相手だった。未勝利だった相手。勝利を演出したMF西沢も「上位の相手以上に難しい相手」と警戒を強めていた。その中の難敵撃破。

 前節3日のアウェー・横浜戦の13試合ぶり無失点勝利も功を奏していた。2試合連続クリーンシートの連勝は17年の第2、3節以来2年ぶり。お盆で満席のアイスタは、上位進出の足掛かりとする最高の舞台ともなった。

 篠田監督は前半終了時に「よりシンプルに、より頭をクリアにして試合を優位に進めよう」とイレブンを送り出した。指揮官の意図も試合終了まで貫かれていた。

 「少し押し込まれた立ち上がりをしのげた。それが全体を前に向かせた」と試合後の指揮官。価値ある勝利に、サポーターの歓喜もいつまでも続いた。

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2019年8月11日のニュース