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元日本代表DF加地亮氏が人生初の“ガチ”指導

[ 2019年8月8日 05:30 ]

子どもたちに熱心指導する加地亮氏(中央)
Photo By スポニチ

 若年層選手の強化や育成に本気で取り組む「FOOTBALL LEGENDS CLINIC」の第1回が7日に大阪府堺市で開催され、G大阪などで活躍した元日本代表DFの加地亮氏(39)が初回講師を務めた。同クリニックは全国的にも珍しいポジションごとに専門的指導を目指しており、年齢別に分かれた3部制トレーニングでは、のべ32人が参加。富山県から参戦する“強者”もいた。

 国際Aマッチ64試合を誇り、06年ドイツW杯にも出場した加地氏はサイドバックの動き方を熱血指導。つま先立ちの重要性やオーバーラップする際の覚悟、ビルドアップ時の体の向きなどを見本を交えながら教え、良いプレーには「ナイス、ナイス!」、改善すべきプレーには「判断を早く!」と声かけした。

 「現役時代に自分がやってきたことを練習に取り入れてやりました。ここまでガチで向き合うのはなかった」と加地氏。なかには自チームで攻撃的MFや守備的MFの子どももいたが「中盤もDFも(サイドバックと)同じ動きが必要になる時がある。こういう考え方を若い時にどれだけ持っているか。成長度は違うと思う」と充実した表情を浮かべた。

 第2回は14日に東京都内で元日本代表MF福西崇史氏(42)が講師を務め、ボランチ専門のクリニックを行う予定となっている。

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2019年8月8日のニュース