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鹿島加入のFW上田、南米選手権代表選出きっかけにプロ決断「タイトルに貢献を」

[ 2019年7月26日 16:39 ]

法大で入団会見に臨んだ上田(中央)。右は鈴木強化部長、左は法大の長山監督
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 鹿島は26日、21年の鹿島加入が内定していた法大の日本代表FW上田綺世(3年)が同大学体育会サッカー部を退部し、今季から加入することを発表した。既に練習参加しているが、28日から正式に合流する。

 上田はこの日、法大サッカー部の長山一也監督、鹿島の鈴木満強化部長とともに法大で会見に出席。6月の南米選手権で日本代表に選出されたことがプロ入りを決断するきっかけになったといい、「この早い決断をしたことが失敗じゃなかったと自分で言えるようにプレーしたい。鹿島のタイトル獲得に向けて貢献していけたらうれしい」と力を込めた。

 同席した鹿島の鈴木強化部長は「後半戦が始まってより重要度の高い試合が続く中で、かなりの重要度の高い選手が抜けた。上田選手という貴重な即戦力を得られたことをとても嬉しく思っている。31日にレッズとの試合があるが、そこから試合に出て頑張ってもらいたいな思うくらい期待している」と大きな期待を口にした。

 上田は鹿島アントラーズノルテジュニアユースから鹿島学園高を経て法大に進学。ジュニアユースからユースに上がれなかった挫折をバネに高校、大学で飛躍し、6月には日本代表に初選出された南米選手権で全3試合に出場した。今月のユニバーシアードでは決勝ブラジル戦でハットトリックを記録し、連覇に貢献した。

 同じ東京五輪世代では鹿島からバルセロナに加わったMF安部、レアル・マドリードのFW久保らが世界で活躍。ゴール前での駆け引きに優れ、五輪でもエースとして期待されている上田は「僕はただアマチュからプロに飛び込んだだけで、彼らはプロのキャリアでステップアップしている。そこに対して悔しいと思っている。彼らに追いつき追い越せたら」とも話した。

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2019年7月26日のニュース