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久保は“ラウルの至宝”スペイン地元紙注目「際立った選手」

[ 2019年7月8日 05:30 ]

マドリード行きの飛行機へ移動する久保(左)(撮影・木村 揚輔)
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 スペインの名門レアル・マドリードに移籍した日本代表MF久保建英(18)が7日、成田発の航空機でマドリードへ出発した。8日にチームに合流し、翌9日には合宿地カナダへ移動する。

 久保は白いTシャツにグレーのスエット、黒いリュックを背負い、マスクをしたいでたちで登場。報道陣に声を掛けられた際には言葉を発しなかったものの、軽く会釈し、空港スタッフに誘導されて最後の乗客として航空機に乗り込んだ。

 1季目はBチームでプレーする見通しだが、ジダン監督の要望でプレシーズンはトップチームに同行する。17日に開幕するインターナショナル・チャンピオンズ杯(アメリカ)ではビッグクラブを相手に実戦デビューする可能性も出ている。

 期待するのはジダン監督だけではない。現地紙マルカ(電子版)は7日付の記事で「ラウルはスーパーチームを指揮する」と銘打ち、今季から元スペイン代表FWラウル氏が監督を務めるRマドリードのBチームに「際だった選手が2人いる」と紹介。「そのうちの1人は6月に契約した日本代表MF久保建英だ」と報じた。

 現在、スペイン3部リーグのBチームは2部への昇格を目指している。有望な選手を補強する中で、移籍金4500万ユーロ(約55億円)で加入したブラジル人のロドリゴとともに目玉となっているのが久保だ。ラウル監督にも欠かせない駒として計算されている。

 味スタで行われた壮行セレモニーでは「世界に羽ばたけることを誇らしく思う」と話していた18歳。ジダン、ラウルという2人のレジェンド指揮官の下、日本の至宝の挑戦がいよいよ幕を開ける。

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2019年7月8日のニュース