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ブラジル4大会ぶり南米王者!ネイマール不在も若手躍動「チームワークで強さを維持できた」

[ 2019年7月8日 18:49 ]

南米選手権決勝   ブラジル3―1ペルー ( 2019年7月7日    ブラジル・リオデジャネイロ )

南米選手権を制したブラジル代表は、ダニエウ・アウベス主将がトロフィーを掲げる(AP)
Photo By AP

 南米選手権は7日、ブラジル・リオデジャネイロで決勝が行われ、開催国ブラジルがペルーに3―1と快勝。2007年以来4大会ぶり9度目の優勝を果たした。

 エースのFWネイマール(27=パリ・サンジェルマン)が負傷欠場した大会で、若手が躍動した。FWガブリエルジェズス(22=マンチェスター・シティー)は準決勝アルゼンチン戦に続いて1得点1アシストをマーク。前半15分に個人技で1人をかわしてからの右クロスでFWエベルトン(23=グレミオ)の先制点をアシスト。1―1に追いつかれた直後の前半終了間際にカウンターからMFアルトゥール(22=バルセロナ)のパスを受けて右足で左隅に勝ち越し点を流し込んだ。

 昨年のW杯ロシア大会は全5試合に3トップ中央で先発して無得点に終わった背番号9は「W杯から学んだ。精神的に成長したし、シティーでたくさん練習した。もう一度サッカーに集中しようとしてきた」。今大会は1次リーグ第3戦のペルー戦から右MFで先発の座を勝ち取り、準決勝と決勝の大一番で活躍した。

 その殊勲者ガブリエルジェズスが後半25分に2度目の警告を受けて退場しても、チチ監督(58)が築いた組織的守備は崩れなかった。準決勝まで5試合連続完封で、失点は決勝前半のハンド反則によるPKの1点のみ。1人少ない中で相手反撃をしのいだ上で、終了間際にエベルトンがPKを獲得しダメ押し点につなげた。

 ネイマールに代わって左MFで先発に定着したエベルトンは決勝MVPと大会3ゴールで得点王に輝き「きょうは自分のすべてを出し尽くした」と歓喜。チチ監督は「ネイマールは(世界)トップ3の選手だが、チームワークで強さを維持できた」と、大会MVPに輝いた主将のDFダニエウ・アウベス(36=元パリ・サンジェルマン)を中心に一丸となってエース不在を乗り越えた選手達を称えた。

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2019年7月8日のニュース