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【中田浩二 視点】久保 ボール引き出し「攻撃のスイッチ役」

[ 2019年6月26日 09:15 ]

南米選手権1次リーグC組   日本1-1エクアドル ( 2019年6月24日    ブラジル・ベロオリゾンテ )

<エクアドル・日本>前半、厳しいマークを受けながらパスを出す久保(右)(撮影・大塚 徹)
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 久保は中央で動きながらうまくボールを引き出していた。前を向けるし、ドリブルで仕掛けられる。パスを受けるだけでなく、周りも使えるので、久保にパスが入ると攻撃のスイッチが入る。当たられて倒される場面もあったが、外国人特有の足の出し方や体の強さを経験できたことは今後につながる。 南米選手権日程&結果

 三好や堂安とタイプが似て、得意なポジションも重なる。この試合では久保が中央に入ったが、三好の特長が消えていた。今後はどう使っていくのか注目だ。

 全体的には、攻撃では柴崎の縦パスを中島、三好、久保が相手選手の間で受けて前を向き、いい形をつくっていた。日本が目指している縦に速い攻撃もできていたが、もっとサイドバックが絡み、中とサイドで選択肢が広がるようにするとより厚みが出る。さらに効果的なパスは柴崎頼みで代わりが見当たらない。決めるべきところでの決定力やセットプレーからの失点なども課題。おのおのの選手が感じた部分を自チームで磨いてほしい。(元日本代表DF)

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2019年6月26日のニュース