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広島、後半3得点も初8強届かず…城福監督「冷静に受け入れるにはあまりにも厳しい試合」

[ 2019年6月25日 22:22 ]

<広島・鹿島>後半、柏に対する判定に納得がいかない様子の城福監督(撮影・坂田 高浩)
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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は25日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、ホームの広島は後半に3得点を挙げて3―2で鹿島に勝利。2試合合計3―3で並んだが、アウェーゴール数でクラブ初の8強進出へあと一歩及ばなかった。

 試合後、「選手はよく頑張った。持てる力を発揮してくれた。執念を見せてくれた」と選手を称えた城福監督。突破へ3点が必要となった後半21分、MF柏のクロスにFWパトリックが合わせて1点目を挙げると、6分後にはパトリックのシュートのこぼれ球をつないでDF佐々木がゴール。2試合合計2―2とし、逆転進出への3点目へチームは勢いづいた。

 しかし2分後の後半29分、GK中林が鹿島MF土居の決定機を阻止したとして一発退場。同35分にはパトリックがドリブルでペナルティーエリア内に攻め込んで鹿島DF関川に倒されるも、PKの判定はなし。37分には柏のクロスをパトリックが押し込んでゴールネットを揺らしたが、柏のシミュレーションと判定されてゴールは認められなかった。

 途中出場のGK林も参加した全員攻撃で3点目を狙ったが、44分にはその隙を突かれてカウンターから失点。アディショナルタイムにはパトリックが関川に倒されて得たPKを決めて2試合合計3―3としたが、そこまで。アウェーゴールの差でクラブ初の準々決勝には届かなかった。

 試合後、微妙な判定の連続にスタジアムが騒然とする中、ベンチも審判団に抗議。城福監督は「冷静に受け入れるには、あまりにも厳しい試合だった」と話していた。

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