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鹿島、2年連続8強!2戦合計3―3もアウェーゴールで広島を上回る

[ 2019年6月25日 20:53 ]

<広島・鹿島>前半、先制ゴールを決める鹿島・土居(撮影・坂田 高浩)
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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は25日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、大会連覇を狙う鹿島はアウェーで広島に2―3で敗れて2試合合計3―3となったが、アウェーゴール数で上回って2大会連続の8強入りを決めた。広島は後半に3ゴールを挙げたが及ばず、初の準々決勝進出を逃した。

 第1戦はFWセルジーニョのゴールで1―0で先勝していた鹿島だったが、この日は試合開始直後にアクシデント。開始わずか2分でDFチョン・スンヒョンが左足を痛めてピッチに倒れ込み、ルーキーDF関川が急きょピッチに入った。

 序盤はホームの広島に主導権を握られていた鹿島だったが、前半33分、カウンターから先制点を挙げた。MFレオシルバがドリブルで駆け上がって左サイドのMF名古にボールを送ると、名古は中央にクロス。いったんはクリアされたが、こぼれ球に反応したMF土居が右足で鋭いシュートを放ち、チームに先制点をもたらした。

 後半21分に途中出場のFWパトリックにヘッドで決められて同点に追いつかれると、6分後にはDF佐々木に決められてこの試合1―2と勝ち越しを許す。2試合合計2―2で並ばれたが、同29分に相手GK中林が土居の決定機を阻止したとして一発退場となり、鹿島が数的優位を得た。その後も広島の猛攻は続き、同37分にはパトリックのシュートがネットを揺らす場面もあったが、MF柏のシミュレーションと判定された。

 ピンチをしのいだ鹿島は同44分、カウンターから土居が全員攻撃の広島の隙を突いて2点目のゴール。アディショナルタイムには関川が与えたPKをパトリックに決められてこの試合の勝ち越し点を許したが、2―3で試合終了。鹿島がアウェーゴール差で日本勢対決を制し、2年連続の準々決勝進出を決めた。

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