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浦和、8強へ崖っ縁…公式戦16戦ぶり先発・杉本先制弾も逆転負け

[ 2019年6月20日 05:30 ]

ACL決勝1回戦・第1戦   浦和1―2蔚山 ( 2019年6月19日    埼スタ )

蔚山現代に敗れガックリの浦和・槙野(左)ら(撮影・西尾 大助)
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 2大会ぶりVを狙う浦和は決勝トーナメント(T)1回戦のホーム蔚山(韓国)戦で1―2と逆転負けを喫した。前半37分、公式戦16戦ぶりの先発となったFW杉本健勇(26)が先制ヘッドも、空砲と化した。決勝Tのホームでは08年のG大阪戦以来11年ぶりの黒星となった。第2戦は26日、アウェーで戦う。

 FW杉本がゴール前の空中戦を制した。前半37分、背後からのMF青木のパスを頭で合わせ、先制のヘッド弾を決めた。今季、大型補強の目玉として加入するも、公式戦の先発は16戦ぶり。その間、8試合でベンチ外の屈辱も味わった。鬱憤(うっぷん)を晴らす一撃となった。

 「久々だったので決めてやろうと。あのボールを待ってた。勝利につながらなかったので意味ないですけど」。42分に同点、後半に決勝弾を浴び、笑顔は控えめだ。だが、諦めるつもりは毛頭ない。「あと少しのところが合っていればもっと(得点が)入っていた」と言う。シュート数は16―6。逆転の手応えはつかんでいる。

 公式戦での得点も16戦ぶりだ。3月の古巣C大阪戦で浦和での初得点を決めた際、笑顔もガッツポーズも封印した律儀な男だが、この日は強気に言い放った。「まあ2―0で勝てばいいんで。まだ90分残ってる。勝てると思いますよ」。運命の第2戦は26日、逆転突破を懸け、敵地に乗り込む。 

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