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金田喜稔氏、久保に記録破られる瞬間心待ち「ゲームメークだけでなく点も取れる」

[ 2019年6月18日 05:30 ]

金田喜稔氏
Photo By スポニチ

 18歳の久保が更新を狙う日本代表最年少ゴール。現記録保持者の金田喜稔氏(61)は「破られると思っている」と新星出現を歓迎した。金田氏の19歳119日の記録が生まれたのは1977年6月15日のアウェー日韓戦。デビュー5試合目で、釜本のパスをトラップして左足で決めた。「スタンドが静まりかえったのでオフサイドかと思った」というほどのファインゴールだった。

 エルサルバドル戦でデビューした久保については「出場してすぐ縦パスもらって、左のアウトでタッチしてDF2人を寄せ、細かいタッチで中に切り込んでシュート。鳥肌が立った」と驚く。そして小野伸二のデビュー当時、「同年代の選手が刺激を受けて日本のレベルが上がった」ことを重ね合わせ、久保効果に期待した。「ゲームメークだけでなく点も取れる。南米選手権も絶対に点を取ろうと思っているはず。若さの特権はミスが許されること。チャレンジしてほしい」。記録が破られる瞬間を心待ちにしている。 

 ◆金田 喜稔(かねだ・のぶとし)1958年(昭33)2月16日生まれ、広島県出身。広島工、中大を経て日産入り。ドリブルの名手として知られ、攻撃的MF、ウイングなどでプレーした。91年に引退、現在は解説者や指導者として活躍。国際Aマッチ58試合6得点。1メートル68、62キロ。

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2019年6月18日のニュース