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神戸 フィンク新監督、リゲイン流で再建!?「24時間働く」FC東京戦で異例ぶっつけ初指揮

[ 2019年6月15日 05:00 ]

取材に応じるJ1神戸のフィンク新監督
Photo By 共同

 神戸のトルステン・フィンク新監督(51)が14日、神戸市西区のクラブハウスで就任会見。この日、就労ビザも下りたため、15日の敵地FC東京戦は指導0日の初陣となる。今季3人目の指揮官は「24時間働く」と再建への熱意を口にした。

 8日に就任を発表してから、ちょうど1週間。この日、ようやくフィンク新監督の就労ビザ手続きが整った。そのタイミングで就任会見。イニエスタやビジャ、リージョ元監督の時のような派手な舞台や演出は一切ない。クラブハウスでの所信表明。ただ、現役時代はドイツの名門バイエルン・ミュンヘンでもまれたドイツ人指揮官は、自信満々に言い放った。

 「良いチームを作れることを確信しています。このクラブの監督は誰でも良いわけではなかったと思います。合う人を探していて、選んでもらった。神戸のために24時間働きたい」

 かつて大流行したCMの台詞で、再建への意気込みを口にしたリゲイン…いやフィンク新監督。長期的ビジョンとして常勝軍団、初のタイトル獲得、ACL出場など壮大な野望が並ぶ中、まずFC東京戦が難題だ。これまでは就労ビザが承認されていなかったためピッチ脇からの“見学”のみ。前体制から残るマルコス・ビベスコーチが練習を指揮していた。新監督とはビジョンを共有していたとはいうものの、ディテールにこだわった指導が行き届いているかは不透明。1日も直接指導をしないまま、公式戦の臨むのは異例中の異例だ。

 「FC東京戦までに私のアイデアで準備をするということに関しては時間がないのも分かっています。ただスタート時点で首位チームとやるとなると、こちら側からすれば、得ることしかないんじゃないかと思っている」

 MFイニエスタら外国人4選手を欠く中、果たしてどんな選手起用や采配を見せるのか。どこまでも強気な新監督の「Jデビュー戦」に注目が集まる。

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2019年6月15日のニュース