G大阪・高宇洋がトゥーロン国際大会メンバーに選出

　G大阪MF高宇洋（21）がU―22世代で臨む6月1日開幕のトゥーロン国際大会（フランス）に臨むメンバーに選出された。世代別でも日の丸を背負ったことがなく「素直に嬉しい」と白い歯をのぞかせた。

　高校は名門・市立船橋。同級生のDF杉岡（湘南）やDF原（鳥栖）がアンダー世代の日本代表に選出される中、悔しい思いをしてきたが「杉岡や原を見ていて目指すべき場所だと思っていたし、ガンバで結果を残すことで、そこが見えてくると思っていた」と地道に積み上げてきた。持ち前の運動量に加えて守備力を向上させ、今季はリーグ開幕戦でスタメンに抜擢されるなど5試合出場。「ここでやってきたことが評価されたと思う」と胸を張った。

　父は元中国代表MFの高升氏。少し中国代表入りも期待されていたようだが「日本代表入りを喜んでくれています」という。「でも、これで終わったらダメ。東京五輪は正直見えていなかったけど、今回入ったことで少し見えてきたし、そこに近づくためにもインパクトを残したい」。ガンバが誇るダイナモは、世界の舞台での大暴れを誓った。