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鳥栖 金監督“初陣”白星 クエンカ先制弾「待っていたらボールが来た」

[ 2019年5月12日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第11節   鳥栖3-1G大阪 ( 2019年5月11日    駅スタ )

<鳥栖・G大阪>前半、先制ゴールを決め福田(左)と喜ぶ鳥栖・クエンカ
Photo By 共同

 明治安田生命J1リーグ第11節は各地で2試合が行われ、最下位の鳥栖がG大阪を3―1で下し、7試合ぶり今季2勝目を挙げた。前節まで10試合で計1得点だったチームがMFイサック・クエンカ(28)の先制ヘッドなどで3得点。7日に就任した金明輝監督(38)体制で迎えた初のリーグ戦を白星で飾った。

 鳥栖が金監督の下で生まれ変わった。セカンドボールの奪取や球際で相手を上回る執着心を見せ、攻守に圧倒。ここまでリーグ戦10試合で1得点のチームとは別次元の試合内容で、今季最高の輝きをみせた。

 チームをけん引したのはMFクエンカだ。前半16分、MF原川の右CKに頭で合わせ、リーグ戦7試合ぶりとなる今季2点目を決めた。「GKの後ろでスペースをつくって待っていたらボールが来た」。その後も元バルセロナ戦士の肩書にふさわしい卓越した技でボールをコントロール。終始、攻撃の起点となった。後半27分には、ゴール前への鋭いパスが相手のハンドを誘い、PKを獲得。FW豊田の17年8月26日以来となるリーグ戦ゴールをお膳立てした。

 リーグ戦の采配初戦を勝利で飾った金監督は「チームのポテンシャルはもっと高いところにある。もっとチームとして成長していきたい」と最下位からの巻き返しに手応え十分だった。  

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