×

フランクフルト、欧州L決勝進出ならず…長谷部フル出場で高評価

[ 2019年5月11日 05:30 ]

欧州リーグ準決勝第2戦   フランクフルト1―1チェルシー ( 2019年5月9日 )

チェルシー戦で攻め込むEフランクフルトの長谷部(左)(共同)
Photo By 共同

 欧州リーグは9日、準決勝第2戦2試合が行われ、元日本代表MF長谷部誠(35)が所属するEフランクフルト(ドイツ)は惜しくも決勝進出を逃した。アウェーでチェルシー(イングランド)と1―1で引き分けて2戦合計2―2で並び、PK戦の末に3―4で屈した。長谷部はフル出場した。もう1試合はアーセナル(イングランド)が敵地でバレンシア(スペイン)を4―2で下し、2戦合計7―3で制した。決勝は29日にアゼルバイジャンのバクーで行われる。

 あと一歩が足りなかった。強豪を追い詰めながらの準決勝敗退。PK戦で屈した長谷部は「サッカーは残酷だなという思いもある。ただ、チームへの誇りも感じる」と語った。

 長谷部にとっては9季ぶりの欧州リーグだった。敗退のショックが残る会場で「もっとこういうのを経験したらまだ成長できるんじゃないか」とさらなる進化を見据えた。35歳になっても、地元紙ビルトが「試合を前方へ活性化しようとした唯一の選手だった」とチーム最高タイの2点(6段階。1が最高)をつけたように衰える気配はない。

 チームは残り2試合となったドイツ1部で4位につけ、このままなら来季は欧州CLの出場権を手にする。悔しさを力に変えて「全部を出し切りたい」と大舞台へのラストスパートをかける。

続きを表示

この記事のフォト

2019年5月11日のニュース