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リバプール バルサに大逆転勝ちで2季連続決勝進出

[ 2019年5月8日 17:31 ]

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦   リバプール4―0バルセロナ ( 2019年5月8日    英国・リバプール )

リバプール4点目を挙げたオリギ(右)=AP
Photo By AP

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は7日、準決勝第2戦の1試合が行われ、昨季準優勝のリバプール(イングランド)がホームでバルセロナ(スペイン)に4―0で快勝し、2戦合計4―3と逆転して2季連続で決勝(6月1日・マドリード)に駒を進めた。

 現行の欧州CL準決勝で史上初めて、第1戦の3点差をひっくり返した。リバプールは強力3トップのうちエジプト代表サラーとブラジル代表フィルミノの2人を負傷で欠きながら歴史に残る大逆転を成し遂げ、一夜明けのデーリー・メール紙は「ミラクル・オブ・アンフィールド」と伝えた。

 「普段はあまりプレーしない選手達が重要な役割を果たしてくれた」とクロップ監督が絶賛したように、サラーとフィルミノの代役を務めたオリギとワイナルドゥムがそれぞれ2得点と活躍した。前半7分、前線からプレスをかけて相手DFアルバのバックパスをマネが奪い、最後はこぼれ球をオリギが押し込んで先制し勢いに乗った。

 後半9分に相手DFアルバからボールを奪ったDFアレクサンダーアーノルドの右クロスから、途中出場のワイナルドゥムが右足で蹴り込み2―0。その2分後に再びワイナルドゥムが左クロスを頭で合わせ3―0とし、2戦合計3―3に追い付いた。

 そして“決勝点”が生まれたのが同34分、指揮官が「天才だ」とと絶賛したプレーだった。右CKのボールを置いていったん離れようとしたアレクサンダーアーノルドが、バルセロナの守備が整っていない隙を突いてニアでフリーだったオリギに合わせてゴールが生まれた。

 試合後には胸に「ネバー・ギブアップ」と大きく書かれたシャツを着たサラーもピッチに下りてチーム全員で歓喜。主将のMFヘンダーソンは「凄い試合だった。素晴らしい相手に最高の試合ができた。(逆転は)難しいのは分かっていたが、最後まであきらめずに全員が戦い続けた結果だ」と笑顔で誇った。

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