神戸・リージョ監督、事実上の解任 “VIP”擁すも7戦終え10位に低迷

[ 2019年4月18日 05:30 ]

神戸の監督を解任されたリージョ氏
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 神戸は17日、フアンマヌエル・リージョ監督(53)との契約を本人の意向により解除すると発表した。事実上の解任で、昨季途中まで指揮を執っていた吉田孝行氏(42)が監督に復帰する。

 「バルセロナ化」を目指し、昨年9月に三顧の礼で迎えられた“グアルディオラの師匠”と称されるスペイン屈指の戦術家が、わずか7カ月でクラブを去ることになった。元スペイン代表MFイニエスタ、元ドイツ代表FWポドルスキに加え、今季は大型補強で元スペイン代表FWビジャやMF山口が加入して躍進が期待されたが、第7節を終え3勝1分け3敗で10位と低迷。直近のリーグ3試合は計9失点と安定感を欠いた。

 クラブは今季J1で最も早い監督交代の理由を「リージョ監督の意向」と発表したが、複数の関係者によれば、選手の起用法を巡りクラブ首脳とリージョ監督との間に生まれていた対立が原因だという。同監督はクラブを通じ「人生では難しい決断をしないといけないこともある。私と家族にとってはこうすることがベストだと思った」とコメントした。

 3季連続14度目となるシーズン中の監督交代だ。昨年9月に監督を解任され、強化部に所属していた吉田氏は熟考を重ねた上で監督復帰を承諾。この日の神戸市内での練習から指揮を執り「ずっと攻撃をできればいいけど、そういうわけにはいかない。バルサは攻撃が素晴らしく個人技もあるけど、その後の切り替えの早さもバルサ。そこも見習いたい」と守備の改善に着手した。20日にはアウェー浦和戦(埼玉)が控える。バルサ化の方針は変わらない。新指揮官は早急な立て直しを迫られることとなった。


 ◆フアンマヌエル・リージョ 1965年11月2日生まれ、スペイン出身の53歳。16歳で指導者となり、スペイン1部史上最年少の29歳でサラマンカの監督に就任。セビリアの助監督やチリ代表のアシスタントコーチを歴任し、昨年9月から神戸で指揮を執っていた。

 ◆吉田 孝行(よしだ・たかゆき)1977年(昭52)3月14日生まれ、兵庫県出身の42歳。現役時代は大分などでプレー。13年に引退し、15年から神戸のコーチを務める。17年8月にネルシーニョ元監督の解任により監督の座に就き、18年9月まで指揮を執った。



《ポドルスキ主将辞任 イニエスタ「幸運を」》 FWポドルスキは主将を辞任する。監督交代が発表されてから自身のツイッターを更新し「キャプテンの座から降りることになりました。ここ数週間の苦しくて悔しいチームの状況と同じように自分にとっても難しい決断でした。喜びと誇りを持ってやってきていたので複雑な思いです」などとつづった。MFイニエスタは自身のインスタグラムで、リージョ監督について「あなたの下で働くことは喜びだった。幸運を」とつづり、ローマ字で「Arigato!」と感謝した。

 ▼MF山口蛍 ここ2試合は結果が出ていないんで。それに対して、少なからず自分たちに責任はあるのかなと思います。これが良い方に転ぶかどうなのかは、これからの自分たちのあり方次第。チームとして良い方向に向けていかなくちゃいけない。

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