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ラモス瑠偉氏がJ2東京Vアドバイザーに就任 “レジェンド”10年ぶり古巣帰還

[ 2019年4月12日 16:30 ]

ラモス瑠偉氏
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 J2東京Vは12日、元日本代表MFでクラブOBのラモス瑠偉氏(62)がアドバイザーに就任すると発表した。チーム強化、アカデミー(育成部門)の選手育成などについて助言する。2009年を最後にクラブから離れており、今回が10年ぶりの古巣復帰となる。

 羽生英之社長(55)はクラブを通じて「このヴェルディというクラブで多くの実績を残され、そしてヴェルディに対して並々ならぬ愛情をお持ちのラモスさんをクラブ創立50周年という節目の時に迎えることができて、大変嬉しく思っています。今回、将来に向けたアドバイスを直にいただきたいと思い、社長直下のアドバイザーとして契約するに至りました。その熱い気持ちで、次の50年に向けて歩み始めたクラブの発展に寄与していただきたいと思っています」とコメントしている。

 昨年2月から自身3度目となるビーチサッカー日本代表監督を務めているラモス氏は前身の読売クラブ、V川崎で長年に渡ってプレー。現役引退後も監督や常務などクラブの要職を歴任した言わずと知れたレジェンドで、2007年には監督としてクラブをJ1昇格へと導いた。

 チームは、ラモス監督が勇退して柱谷哲二監督のもと臨んだ2008年に1年でJ2へ逆戻り。そこからJ1から遠ざかっている。

 ◇ラモス瑠偉(らもす・るい) 1957年2月9日、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。1977年に来日し読売クラブ(現東京V)に加入。卓抜したテクニックと熱い闘争心を武器に、日本リーグ時代からJリーグ創設期に活躍。1989年に日本国籍を取得し、以後日本代表の中心選手となる。1993年にはワールドカップ(W杯)アジア最終予選で「ドーハの悲劇」を経験。京都への移籍を経て、1998年にV川崎で現役引退。日本代表として国際Aマッチ32試合に出場し、1得点。2006年から07年にJ2東京V、14年から16年にJ2岐阜の監督を歴任。昨年から自身3度目のビーチサッカー日本代表監督に就任し、同年に日本サッカー殿堂に掲額された。
 

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2019年4月12日のニュース