カズ52歳初ゴールへ「あと一歩だったね」 17歳斉藤にキング魂注入

[ 2019年4月8日 05:30 ]

明治安田生命J2第8節   横浜FC1-1福岡 ( 2019年4月7日    ニッパツ )

<横浜FC・福岡>前半、必死にボールを追う横浜FC・カズ(撮影・大塚 徹)
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 J2は7日、各地で11試合が行われ、横浜FCのFW三浦知良(52)はホームでの福岡戦で3戦ぶりに先発した。自身のJリーグ最年長出場記録を52歳1カ月12日に更新。後半7分までプレーし攻守に健在ぶりを示した。J史上最大の“35歳差コンビ”として同時先発したU―20日本代表FW斉藤光毅(17)は同点につながるPKを獲得するなど活躍。試合は1―1のドローに終わった。

 あと一歩で52歳の初ダンスが見られそうだった。前半42分、スピードに乗ったカズがエリア内に走り込む。左から絶妙なクロスが入った。だが伸びてきた相手DFの足が一瞬早く触れた。「ほんの一瞬、あと一歩だったね。レアンドロなら、あそこに出してくれると思って走った」。惜しくも幻に終わったが、ゴールのイメージはできていた。

 3戦ぶりの先発は、前線で17歳の斉藤と組んだ。35歳差の同時先発はJ史上最大。試合前、カズは「ピッチの中で年齢は関係ないからな」と伝えた。斉藤は「カズさんにそう言ってもらい、伸び伸びできた」と答えた。後半34分、その斉藤のシュートがPKを誘発し、同点に持ち込んだ。最高の形でカズの魂は若手へと注入されていた。

 前半2分に右クロスに飛び込み、同26分には胸トラップから右に展開。シュートはゼロながら、見せ場もつくったカズは0―0の後半7分に交代した。「最低限、勝機を残して交代できた。体で感じるコンディションは良かった」と言う。日々、スプリント系の練習でも10代選手に負けずにこなしていることは原動力の一つ。年の差コンビはカズにも刺激的だった。

 イスラエル4部では4日に73歳のGKがフル出場したことが報じられた。カズも常に年長記録がつきまとう身だが、「僕の中で最年長出場記録は重要でない。大切なのは先発して勝利に導く。その中でゴールを決めること」と言った。ほとばしる情熱。この日は家族、タレントの田原俊彦、元ボクシング世界王者の内山高志氏も応援に駆け付けた。誰もが情熱の結晶のゴール、そして、52歳の初ダンスを待っている。

▼森保監督 本当によく動けるなという、驚きと尊敬ですね。私よりも2つ年上の先輩がまだ現役でいるというのは、自分のことを考えると凄いなって本当につくづく思います。

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