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G大阪 今季ワースト3点差完敗 6戦15失点に宮本監督怒り

[ 2019年4月7日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節   G大阪0―3広島 ( 2019年4月6日    Eスタ )

後半、腰に手をあてて厳しい表情をみせるG大阪・宮本監督(撮影・坂田 高浩)
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 守備の崩壊が止まらない…。6試合が行われ、G大阪は敵地で広島に0―3の完敗。今季ワーストの得失点差負けで、リーグ6試合で15失点の惨状に宮本恒靖監督(42)は怒りをにじませた。

 口調は穏やかでも明らかに怒っていた。宮本監督は「(過去)9個のタイトルを取っているという心のスキがあるように思える」と断罪し「自分たちの立ち位置、現実を見る必要がある試合だった」と怒気をにじませた。

 開始2分で失点。さらに7分にも追加点を叩き込まれた。「広島は守備が堅く、先に失点すると苦しくなるとは伝えていた。それは今週のトレーニングの中でも、試合前のミーティングでも言ってきた」(宮本監督)。リーグワースト2位の15失点。そのうち開始20分以内に奪われた数は「5」に上る。集中力や予測、ボールホルダーへの寄せ…。中途半端なシーンが多く、指揮官が口を酸っぱくしても悪癖の改善は見られない。加えて2試合で7失点。試合後のロッカールームでは選手の中からも「甘さがある」「おとなしい選手が多い」という厳しい発言が飛び出した。

 前半36分にはMF高とMF矢島を交代。就任後最速となる交代カードを切れば、後半13分には宮本政権下では絶対的存在だった日本代表DF三浦を初めて途中交代させた。勝利への執念は示したものの後半40分にトドメの一撃を浴び、今季ワーストで昨年8月26日の鳥栖戦に並ぶ指揮官就任後最大得失点差負けを喫した。

 次戦はホームで浦和戦。「トレーニングの内容、選手個人のレベルを上げていかないといけない」。選手を替えるのか、システムを変更するのか。最後まで表情が硬かった青年指揮官がどう立て直すのか、注目が集まる。

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2019年4月7日のニュース