大分・藤本6戦6発!29歳ストライカー 森保監督御前で初A代表アピール

[ 2019年4月7日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節   大分2―1札幌 ( 2019年4月6日    札幌D )

前半2分、先制のゴールを決め喜ぶ大分・藤本=左(撮影・高橋 茂夫)
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 6試合が行われ、今季J1に昇格した大分は、FW藤本憲明(29)のゴールなどで札幌に2―1で競り勝ち4位に浮上した。藤本は6戦6得点で得点ランキング単独トップに浮上した。広島はG大阪に3―0で快勝し、勝ち点を14に伸ばして首位。FC東京は清水に2―1で逆転勝ちして同14とし、得失点差で2位をキープした。

 “御前試合”で29歳の遅咲きストライカーが輝きを放った。試合開始早々の前半2分。左からの折り返しを中央にいたFW藤本が左足で蹴り込んでいきなり先制弾。視察した日本代表の森保監督に、その得点力を存分にアピールした。

 「(視察を知って)ラッキー!!と思った。チャンスが来たら決める自信はあった。結果という形で残せたのは良かった」

 J1デビュー戦となった2月23日の開幕鹿島戦で2得点。14年にJFL佐川印刷京都、17年にJ3鹿児島、18年にJ2大分でも開幕戦でゴールを挙げており、4カテゴリーの開幕戦でゴールを挙げた「開幕男」として注目を集めた。その後も勢いは衰えず、6戦6得点の大活躍。ついにこの日、得点ランキング単独トップに浮上した。しかもゴールを決めた試合は全勝。J1に昇格したばかりの大分躍進の立役者となっている。「1試合1得点はFWとして求めるべきところ。どれだけ継続できるか」と主力としての自覚十分だ。

 視察した森保監督は「日本代表の経験のない選手やJリーグで可能性を見せてくれる選手にもチャンスを与えたい。国際舞台につなげていけるように夢を持ってやってほしい」と語った。これまで年代別代表にも縁がなかった藤本にも、日本代表の門戸は開かれている。

 JFLの佐川印刷時代には午前中にサッカーをし、午後には雑誌の梱包(こんぽう)などの仕事をした異色の経歴を持つ。「代表になれたらラッキーです」。JFLから階段を駆け上がってきた苦労人によるサクセスストーリーが、新たな展開を迎えつつある。

 ◆藤本 憲明(ふじもと・のりあき)1989年(平元)8月19日生まれ、大阪府富田林市出身の29歳。9歳でG大阪の下部組織でサッカーを始め、青森山田高―近大。12年にJFLの佐川印刷へ。15年にチームが解散したため、16年にJ3鹿児島へ移籍し2年連続得点王。18年から大分。昨季はチーム最多の12得点。1メートル75、69キロ。利き足は右。

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