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【加茂周の視点】安西、畠中、鎌田…やりがい持たせた監督の起用

[ 2019年3月27日 08:22 ]

国際親善試合   日本1―0ボリビア ( 2019年3月26日    ノエスタ )

前半、指示を出す森保監督(撮影・成瀬 徹)
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 新戦力のテストが目的だったが、左サイドバックの安西は良かった。積極的に前に出ていたし、攻守ともに大きなミスもなかった。左足のクロスもいいし、切れ込んで右足でパスも出せる。畠中も高さがあり、スピードと技術のある相手にも対応していた。ビルドアップもできていたし、落ち着いていた。

 1トップの鎌田はボール扱いなどは素晴らしかった。何度も相手守備ラインの裏に走っていたが、中盤からパスが出ないので決定機はつくれなかった。大迫とは少し違うタイプだが、中島、堂安、南野とリズムが合うので、もっと長い時間一緒にやらせてみたい。ただ、後半10分すぎに決定機があったが、こういうときに決めないといけない。

 森保監督は新しい選手を思い切って使うところが素晴らしい。私も招集した選手は使った方だが、こういう使い方をすると選手がやりがいを持つ。選手がその気になるし、レベルアップしていくと思う。  (元日本代表監督)

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2019年3月27日のニュース