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鹿島・伊藤2発も笑顔なし 2―0から“誤算”ドロー

[ 2019年3月13日 05:30 ]

ACL・1次リーグE組   鹿島2―2山東魯能 ( 2019年3月12日    済南五輪SC )

前半、2点目のゴールを決める鹿島・伊藤(右)(共同)
Photo By 共同

 サッカーでは最も危険と言われる2―0から、鹿島はあっけなく同点に追いつかれた。「勝ち点2を失った気持ちの方が強い」。ACLで初の1試合2得点を決めたFW伊藤の顔は曇っていた。

 幸先は良かった。前半10分に先制点を挙げた伊藤は、4分後にも平戸のスルーパスに抜け出すと、右足の柔らかいタッチで浮かせる技あり弾。鹿島加入後、公式戦5戦5発とし「最高の滑り出し」へと導いた。だが、相手の“最強助っ人”たちに苦戦。元イタリア代表FWペッレのPKを含む2発で同点とされ、今季マンチェスターUから加入したベルギー代表MFフェライニを軸にペースを握られる時間帯もあった。

 追いつかれただけに後味は悪いが、湘南戦翌日の10日早朝から移動した過密日程や、先発6人を入れ替えて温存できた選手がいることを考えれば、価値ある勝ち点1とも言える。三竿も約4カ月ぶりに先発復帰。17日の札幌戦まで続く遠方アウェー2連戦のドロー発進を、大岩監督は「理想的ではないが、評価できる」と前向きに捉えた。

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2019年3月13日のニュース