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また半端ない!地元鹿児島に“大迫スタジアム”命名権贈呈

[ 2019年2月28日 05:30 ]

 「OSAKO YUYA stadium」と命名される加世田運動公園陸上競技場=鹿児島県南さつま市(同市提供)
Photo By 共同

 鹿児島県南さつま市の加世田運動公園陸上競技場の名前が、同市出身の日本代表FW大迫勇也(28=ブレーメン)にちなんで「OSAKO YUYA stadium」に変わることになった。市が大迫の今後の帰省に合わせて競技場の命名権を贈り、その授与式から5年間名前を変更する。国内で現役選手の名前が競技場名に使用されるのは異例だ。

 大迫は南さつま市のスポーツ少年団で競技を始め、鹿児島城西高、鹿島を経て欧州で活躍。昨夏のW杯ロシア大会では日本の決勝トーナメント進出に貢献し「(大迫)半端ないって」が新語・流行語大賞にノミネートされるほどの注目を集めた。市はこうした活躍で「市民に夢と感動を与えた」として、市民栄誉賞と副賞の命名権を贈ることを決めた。

 市によると競技場は82年に利用開始。20年に鹿児島県で開かれる国体で、サッカー少年男子の会場となる予定だ。市担当者は「大迫選手の名前を付けることで、若い選手も憧れる“半端ない”競技場になれば」と期待している。大迫の帰省時期は未定。所属事務所は命名権の贈呈を受ける意向を示しているという。

 ▽人名を冠したスタジアム 鳥取県米子市には元日本代表FWでJ3鳥取GMの岡野雅行氏の愛称「野人」を用いた「チュウブYAJINスタジアム」がある。同クラブのホームゲームの会場の一つとなっている。企業が命名権を持つことが一般的な日本ではまれだが、海外では人名をはじめ、国王、会長ら偉人の名にちなむ会場名は多い。インテル・ミラノ時代のDF長友やACミラン時代のMF本田が本拠地として使用した通称サンシーロは、イタリアの伝説的FWジュゼッペ・メアッツァの名を冠した「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」が正式名。

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2019年2月28日のニュース