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FC東京・久保「絶対入った!」と思ったFKがポスト直撃「なんか足りなかったですね」

[ 2019年2月23日 17:41 ]

明治安田生命J1第1節最終日   FC東京0―0川崎F ( 2019年2月23日    等々力 )

<川崎F・FC東京>後半、川崎F・守田(左)と激しく競り合うFC東京・久保(撮影・尾崎 有希)
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 FC東京の“東京五輪世代”MF久保建英(17)が敵地で行われた川崎F戦に開幕戦ではJ1史上3番目の年少記録となる17歳8カ月19日で先発出場。0―0で迎えた後半32分にベンチに下がったが、随所に存在感を示した。

 かつてアカデミー(育成部門)に所属していた川崎Fとの開幕戦。リーグ3連覇を目指す王者相手に右MFで先発した久保は、前半から攻守に奮闘した。前半41分にはペナルティーエリア付近、右45度の位置で得たFKを左足で直接狙った。ボールは惜しくも右ポストを叩いてゴールにはならなかったが、王者をヒヤリとさせると、その後も長短のパスやドリブルなどで本領を発揮した。

 ゴールすれば、MF石毛秀樹(24=清水)が2013年3月2日に大宮との開幕戦で記録した18歳5カ月9日を上回るJ1の開幕戦最年少ゴールを塗り替えるところだったが、ゴールはならず。後半32分にMF大森晃太郎(26)との交代でベンチに下がった。チームは0―0で引き分けた。

 試合後、久保は「難しい時間帯が多くなることは最初から分かっていた中で最低限の結果は出せたかなと思ってます」と王者相手のスコアレスドローについて振り返り「最後のところの質を自分がもっと上げて1―0、2―0っていう風にこういう難しいゲームも勝っていけるようにしたいと思います」とコメント。

 ポストを叩いた自身の惜しい直接FKについては「多分、自分以外はみんな入らないと思ってたと思うんですけど、いや絶対入った!って思ったんで。ちょっと…なんか足りなかったですね、きょうは」と悔しがった。

 それでも「自分の力を信じて、過信はせずに自信を持って毎試合臨むつもりなので、できないわけはないと思ってましたけど、欲を言えばもっともっと最後のところで積極的にシュートも打っていきたいと思います」と強気に語った久保。「きょう勝てたわけではないんですけど、負けてもないので、練習でまたしっかり結果を残してまた試合に出られるようにしたいと思います」とポジション死守に闘志を見せていた。

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2019年2月23日のニュース