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17歳久保 開幕最年少弾狙う!右MFで「多摩川クラシコ」先発濃厚

[ 2019年2月23日 09:03 ]

明治安田生命J1第1節   FC東京―川崎F ( 2019年2月23日    等々力 )

川崎F戦に先発濃厚のFC東京・久保。史上最年少の開幕戦ゴールを狙う
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 明治安田生命J1は23日、8試合が行われる。リーグ2連覇中の川崎Fと激突するFC東京は、U―21日本代表FW久保建英(17)がJ1史上3番目の若さとなる17歳8カ月19日での開幕戦先発が濃厚。開幕戦最年少ゴールもかかるレフティーが、絶対王者との一戦で存在感を示す。

 開幕戦前日も久保に気負いはなかった。王者・川崎Fとの「多摩川クラシコ」で右サイドハーフでのスタメンが濃厚。それでも「(気持ちの変化などは)ありません。いつも通り」と強調し、チームバスに乗り込んだ。

 17歳8カ月19日での開幕戦先発はクラブ史上最年少で、J1でも元日本代表MF稲本潤一、U―19日本代表DF菅原由勢に次いで史上3番目の年少記録となる。さらにゴールを奪えば、13年に清水MF石毛秀樹がマークした18歳5カ月9日を抜き、開幕戦では史上最年少弾。記録ラッシュの一戦の注目度は高い。

 だが、レフティーは平常心を崩さない。「自分の年齢的に“史上何番目”とかの話は多いが、大事なのは始まりではなくて終わりだと思っている。サッカー選手を終える時に、どのような位置にいられるか。早くデビューする人もいれば、大学に行って磨きをかけてからデビューする人もいる。その中で始まりよりも、終わりを大切にしたい」。目の前の一試合一試合で常にベストなプレーを出すことだけに集中する。

 川崎Fの下部組織に所属経験があり「自分が小さい頃に(トップチームの)試合を見に行ったことがある。そういう舞台に立てるとすれば、また違ったところから景色が見られて、成長を感じられるかなと思う」とも話した。今季は大物外国人選手の加入が話題のJ。だが、日本の誇る若き天才が開幕戦で価値を改めて証明し、主役へ躍り出る。

 ◆久保 建英(くぼ・たけふさ)2001年(平13)6月4日生まれ、神奈川県川崎市出身の17歳。11年9月にバルセロナの下部組織入り。15年5月からFC東京U―15でプレー。同U―18所属時の16年9月に高校在学中でもプロの試合出場が認められる2種登録され、同年11月5日のJ3長野戦で15歳5カ月1日での史上最年少出場を果たす。U―21日本代表。1メートル73、67キロ。利き足は左。

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