神戸黒星発進も…“VIP”魅せた!41億円トリオ競演でJ開幕

[ 2019年2月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   神戸0-1C大阪 ( 2019年2月22日    ヤンマー )

前半、ゴールを狙うビジャ
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 VIPが魅せた!27年目を迎えた明治安田生命J1リーグが開幕。元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が加入し、MFアンドレス・イニエスタ(34)、FWルーカス・ポドルスキ(33)とそろってフル出場も、アウェーでC大阪に0―1と敗れた。それでも何度も見せ場をつくり、推定年俸41億円トリオの可能性を示した。C大阪はDF山下達也(31)の決勝ゴールで、6年ぶりの開幕戦勝利を挙げた。

 目指すバルセロナ化の道は遠く、険しい。イニエスタにポドルスキ、そして新たにビジャも加えた新生・神戸は、アウェーの開幕戦で無得点に終わり、黒星発進。「多くの時間帯でゲームをコントロールしたが、前半にあったチャンスを利用できずにうまくいかなかった」。不発に終わったビジャは、苦い表情でJデビュー戦を振り返った。

 慣れ親しんだシステム、ポジションのはずだった。13日の練習試合、光州戦(韓国2部)は1トップに入っていたが、この日は3トップの左でプレー。イニエスタを“偽9番”と呼ばれる最前列中央に配置した。10年から3シーズン所属したバルセロナでは、アルゼンチン代表FWメッシを3トップの真ん中に置いたシステムを採用。ビジャの主戦場は左FWだった。

 もちろん、この日も当時をほうふつさせる“らしさ”は発揮。4万人以上の観衆を魅了するシーンは随所にあった。前半17分にはパスを受けてカットイン。2人抜きから強烈な右足ミドルを放った。同18分にはポドルスキからのクロスに頭で合わせた。後半39分には直接FKでゴールを狙った。だが、ゴールは遠かった。

 ボールは保持できても、ポドルスキ、イニエスタと合わせて年俸総額41億円の“VIPトリオ”はそろって不発。試合後にリージョ監督と廊下で緊急ミーティングをした三木谷浩史会長は取材には応じなかったものの、その背中は寂しそうだった。ただビジャは力を込めて言った。

 「やっているアイデンティティー、サッカーを信じるべきだ。ポジティブな要素はたくさんあった。自分たちは高いところにたどり着くと信じている」

 次戦はホーム初戦となる鳥栖戦。3年ぶりの黒星発進となったが、イニエスタは「切り替えるしかない」と前を向く。3人ともW杯優勝経験者。世界を制した男たちが、黙って引き下がるはずはない。

 ◆ダビド・ビジャ 1981年12月3日生まれ、スペイン・ラングレオ出身の37歳。01年にスペイン2部ヒホンでプロデビュー。同1部のサラゴサ、バレンシアを経て10〜13年にバルセロナで活躍。Aマドリード、メルボルンCでプレー後、15〜18年にニューヨーク・シティーで公式戦80得点し、16年にはMLSのMVPに輝いた。スペイン代表では98試合に出場し歴代最多の59得点。08年欧州選手権、10年W杯優勝メンバー。1メートル74、68キロ。

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