【川本治　視点】３７歳ビジャ健在！イニエスタとのコンビ圧巻

明治安田生命Ｊ１第１節   神戸０―１Ｃ大阪 （ 2019年2月22日    ヤンマー ）

＜Ｃ大阪・神戸＞イニエスタ（左）と言葉を交わすビジャ（撮影・後藤　大輝）
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　神戸新加入のビジャは３７歳の年齢を感じさせない技術を見せた。ボールタッチが巧みで、ワンタッチでマークする選手の逆を取ったり、守備ラインの裏を突いていた。イニエスタも同様に高い技術があり、何本も長い縦パスをつなぐなど、２人のコンビネーションは圧巻だった。だがポドルスキは、シュートが枠を外れ、好機に決め切れなかった。Ｃ大阪に９人で守備ブロックをつくって守られ、スペースがなかったこともあるが、６割ボールを保持しても、シュートが枠に行かないと勝てないということだ。

　神戸の攻撃の形は、バルセロナの変則３トップをアレンジしたものだと思う。だが、メッシのような決定力のある選手がいないので機能していない。前線にもう一枚、ポストプレーができる選手を起用すればもっとスムーズにボールが回る。攻守のバランスの問題はあるが、中盤の形を変えて、ウェリントンのような選手を入れれば打開できると思う。（元ジェフ市原強化部長）