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C大阪 山下痛快ゴール!J史上初のDFがシーズン1号

[ 2019年2月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   C大阪1-0神戸 ( 2019年2月22日    ヤンマー )

<C大阪・神戸>後半32分、ゴールを決めた山下(右)は喜びを爆発させる(撮影・井垣 忠夫)
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 駆けつけた観客の多くは「VIP」トリオが目当てだったかもしれない。だが、J開幕の主役は、ホームのC大阪だった。0―0の展開が続き、迎えた後半32分だ。DF丸橋の蹴った右CKをDF木本が後方へ流し、山下が頭で押し込んで先制。そのまま逃げ切り、6年ぶりに開幕戦で勝利を飾った。

 「(CKの形は)練習でもやっていたんで。いつも信じて中に入っている。ボールが来てよかった」。殊勲の背番号23は笑顔で振り返った。クラブの開幕戦史上最多となる4万2221人が来場。観衆4万人を超えた試合で、クラブとして初めての勝利でもあった。

 今季、J2東京Vを率いていたスペイン人のロティーナ監督を招へい。戦術家として知られる指揮官は、練習試合でもほとんど試していなかった3―4―3布陣を採用し、右ウイングバックには左利きのDF舩木を配置した。「迷いやいくつかの修正点はあったが、それ以外はとても良い守備ができていた」。守備時は5バックにしてVIPトリオを封じ込め、FW都倉の投入などで流れを引き寄せた。

 「チームはまだまだ良くなる。プレシーズンで多くのシステムを使ったことで発展が遅くなったかもしれないし、まだまだ改善の余地はある」。課題を挙げればキリはない。だが、未完成な部分が多いからこそ今後への期待も大きい。新しいC大阪が好発進した。

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