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トルコ早くも香川のトリコ 契約今季終了までなのに“来季も残って”

[ 2019年2月6日 05:30 ]

トルコ1部リーグ、ベシクタシュに加入し、笑顔で記者会見する香川
Photo By 共同

 ドイツ1部ドルトムントからトルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍した元日本代表MF香川真司(29)が5日、イスタンブール市内で移籍会見に臨んだ。3日のアンタルヤスポル戦で衝撃の2ゴールデビューを飾った香川に対し、現地メディアが来季の残留をおねだりするなど早速“香川フィーバー”が巻き起こっている。

 本拠地ボーダフォン・パーク。黒いスーツに身を包み会見に出席した香川は「メルハバ」と、こんにちはを意味するトルコ語で第一声。続けて「本当にここに来られて非常に幸せです。必ずここでチームの勝利に貢献して、ベシクタシュを一つでも上の順位に上げることができるように頑張る」と意気込みを語った。

 3日に行われたアウェーのアンタルヤスポル戦に後半36分から途中出場し、新天地デビューを飾った。投入からわずか18秒後に、相手DFの股を抜く技ありシュートでトルコでの初ゴールを奪うと、同39分には直接FK弾を決めてみせた。

 わずか3分でいきなり2得点を挙げる活躍に「夢のよう」と語ったが、本人以上に現地メディアも大興奮だ。ベシクタシュとの契約は今季終了までながら、会見では男性記者が「シーズンの終わりに(出て)行かないで。何年も一緒にいてください、カガワ」と日本語で異例のおねだり。これには来季以降は「正直分からない」とした香川も笑みをたたえ、「素晴らしい日本語をありがとうございます。サポーターのために期待に応えられるよう(今季終了まで)頑張りたい」と応じた。

 会見前には自身のSNSを更新し、ガラタサライの日本代表DF長友の自宅に招かれ、長友の妻で女優の平愛梨の手料理を囲んだことを明かしていた。会見では食事会に関する質問も飛び、「彼にはおいしい食事をごちそうしてもらったので、その借りはダービーで勝って返せればと思います」と“お返し弾”も予告して会場の笑いを誘った。ガラタサライとの対戦は5月5日に予定されている。注目のイスタンブール・ダービーで主役を演じるため、活躍を続けていく。

 【香川に聞く】

 ――街の印象は?

 「イスタンブールは誰もが素晴らしい街だと言っています。長友と話していても素晴らしい街だと言っていたし、(ドルトムント時代に同僚だった)ヌリ・シャヒン、イルカイ・ギュンドアンと話しても素晴らしい街だと言っていた」

 ――クラブについてはどうか?

 「ベシクタシュは歴史あるクラブでスタジアムも素晴らしい」

 ――デビュー戦で2得点を挙げた。

 「ファーストタッチでゴールを決められるとは想像もしていなかった。本当に夢のような感じで、あの日の出来事は一生忘れない。ただ、まだ1試合にすぎない」

 ――クラブとの契約については?

 「契約は夏まで。その先は正直分からないです」

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