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ビジャ“栄光の7番”イニエスタと神戸悲願V導く「練習から100%で」

[ 2019年1月18日 05:30 ]

パス回しでさっそく息の合ったプレーを見せたイニエスタ(左)とビジャ(右手前)(撮影・奥 調)
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 神戸は17日、神戸市のホテルで今季から加入する元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)のウエルカムイベントと新入団選手会見を開いた。1250人のサポーターが集う前で、ビジャが背番号「7」をつけることを発表。バルセロナや10年W杯南ア大会で背負った番号で、神戸を悲願のタイトルへと加速させる。

 世界を制した男は背中で語る。大勢のサポーターが見守る前で、お披露目された新ユニホーム。ビジャの背中には「7」という数字が入っていた。

 今季の具体的な得点数を問われたビジャは笑みを浮かべ、「自分のキャリアの中でたくさん受けてきた質問だ。でもサッカーは個人競技じゃない」と威勢のいい数字は封印。「神戸が目標を達成するための得点を決めたい。個人が決めてもチームの結果が伴わないと意味がない。チームの勝利に必要となる得点を決める」とだけ語った。

 08年欧州選手権、そして10年南アW杯で背負った番号。ともに母国を優勝へと導き、自身は国際大会2大会連続で得点王に輝いた。10年から13年シーズンまで所属したバルセロナでも、10〜11年シーズンの欧州CL決勝マンチェスターU戦で得点。「約束できるのは練習から100%でやることだけ。24時間、100%の気力でやることだけは約束する」。思い入れの強い背番号とともに大舞台で得点を重ねてきた自負があるからこそ、威勢の良い言葉は必要ない。

 その言葉を証明するように、始動日となったこの日からフルメニューをこなした。世界を制した男は、謙虚にクラブ悲願の初タイトルへ向けてゴールを奪い続けていく。

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