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松本新加入ペレイラ 背番10誇りにゴール量産誓う!

[ 2019年1月18日 05:30 ]

大声でボールを呼ぶ松本のFWレアンドロ・ペレイラ
Photo By スポニチ

 松本山雅にクラブ・ブリュージュ(ベルギー)から加入が決まったFWレアンドロ・ペレイラ(27)が17日、全体練習に合流した。背番号はエースナンバーの10に決定。昨季は期限付き移籍で加入したシャペコエンセ(ブラジル)で11得点したストライカーが、新天地に選んだ山雅で得点量産を誓った。

 初練習後に取材に応じたレアンドロ・ペレイラは山雅加入を決断した理由を「他のチームからオファーもあったが、一番いいおもてなしを受けた。松本でやるのがいいと思った」と説明。メキシコやブラジル、他のJ1クラブなど多数のオファーを蹴り、4年ぶりにJ1で再挑戦する昇格クラブに身を投じた。

 1メートル90の長身を生かしたヘディングに加え、ペナルティーエリア付近でのチャンスメークや両足で力強いシュートを打つこともできる万能型の点取り屋。「自分はストライカー。最後に点を入れるのが仕事。ゴールを決めてファンを喜ばせたい」。昨年ブラジルで11得点した決定力に自信を持っている。目標を問われると「一日一日しっかりやるだけ。先のことは考えない」ときっぱり言い放った。

 過去の経験がこの信条につながっている。サッカークラブに入団したのは13歳と遅め。家庭が裕福ではなかったことが理由で、それまでは父とのプレーやストリートでの活動にとどまっていた。夢は「自転車を買ってもらうこと」だった。欲しいものが手に入らず「一日一日夢を持って頑張ろう」と決意。その思いが今日までのサッカー人生を支えている。

 背番号はエースが背負う10に決まった。「誇りに思う。もらえるのはうれしい。プレッシャーにはならない」とその価値に見合う活躍を約束。練習ではボールが股間に当たり「凄く痛かった」と振り返ったが「サッカーではよくあること。練習でしっかり仲間の動きを把握したい」とまさかのスタートにも笑顔を見せる余裕を見せた。

 既に27歳ながら「ブラジル代表」と目標は高い。J1定着を目指す山雅とともに夢に向かって歩み出す。

 ◆レアンドロ・ペレイラ 1991年7月13日生まれ、ブラジル出身の27歳。ポルトゲーゼ(ブラジル)でプロ生活をスタートさせ、15年にクラブ・ブリュージュ(ベルギー)に加入。その後、母国のクラブを期限付き移籍で渡り歩き、18年はシャペコエンセで34試合11得点を挙げた。ポジションはFW。1メートル90、76キロ。

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