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【鈴木啓太 視点】1トップは個性もっと出せ!遠藤&冨安の守備は評価

[ 2019年1月15日 09:18 ]

アジア杯1次リーグF組   日本1―0オマーン ( 2019年1月13日    UAE・アブダビ )

<オマーン・日本>1トップで先発した北川(左)はほとんどボールに絡めず途中交代(撮影・篠原岳夫)
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 【攻撃】前半はいい形がつくれていた。相手が引いて守らなかったので日本は自分たちの形で攻め、サイドチェンジをうまく使えたし、守備ラインの背後にも飛び出せた。南野が3、4回いい形をつくったのが象徴的で、1本でも決まっていれば違った展開になっただろう。大迫に代わって北川の1トップだったが、うまくボールが引き出せていなかったのは1トップになれていないから。選手の特徴で攻め方が変わることはよくある。

 課題は後半、相手が中央をケアしてきたため、日本はバイタルエリアをうまく使えなくなったこと。

 【守備】無失点に抑え、しっかり仕事したことは評価できる。特に遠藤と冨安がよかった。遠藤は危ない場面に常にいたし、冨安もポジショニングがしっかりしロングフィードで攻撃の起点にもなっていた。2人ともセカンドボールに的確に対応し、相手に簡単に自由を与えなかった。

 課題は前線の選手の守備の意識が強くて守備にパワーを使ってしまい攻撃で爆発力が出なかったこと。いいことなのだが、加減が欲しい。それができれば日本はさらに進化する。公式戦で勝つことは全て経験になる。次戦でも勝ちにいって積み上げてほしい。(元日本代表MF)

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2019年1月15日のニュース