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鹿島DF昌子、仏1部トゥールーズ移籍が基本合意 背中押した小笠原の言葉「行きたいなら迷わず行け!!」

[ 2018年12月29日 10:08 ]

フランス1部トゥールーズへの移籍が基本合意した鹿島DF昌子
Photo By スポニチ

 鹿島は29日、DF昌子源(26)のフランス1部トゥールーズへの完全移籍について、クラブ間の基本合意に達したことを発表した。今後は現地でメディカルチェックを受け、正式契約を結ぶ。

 昌子はクラブを通じ「8年間ありがとうございました!8年で6つのタイトルを取らせて頂き、鹿島では少ないかもしれませんが、皆さんと共にタイトルを取れたこと誇りに思います。W杯後、海外クラブからオファーをもらい、移籍するかとても悩みました。鹿島のタイトルのため、特にACLを取るために一度はこのクラブに残ると決めました。しかし、再びオファーをもらい、海外で自分の力を試したい、サッカー選手としてもっと成長したいと強く思いました」と移籍に至る経緯をコメントした。

 昌子は米子北高から11年に鹿島に入団。カバリング能力やボール奪取力を武器に頭角を現し、16年のJ1年間優勝などに貢献した。今夏のW杯ロシア大会では国内唯一の主力組として3試合に出場し、日本の16強入りに貢献。夏の移籍期間にはトゥールーズを含むクラブから獲得を打診されていた。アジア初制覇を目指すために残留。念願のタイトルを手に、満を持して移籍する。

 「移籍については、色々な方に相談しました。内田選手、遠藤選手には背中を押してもらい、その中でも小笠原キャプテンに相談をした時、“お前が活躍して勝ち取ったオファーだろ!誰になんて言われようと、行きたいなら迷わず行け!!”と言われ、この言葉で勝負しようと決めました。いつか、小笠原キャプテンのように逞しくなるために。鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、これからもどこにいてもファミリーだと思ってます!本当にありがとうございました!」ともコメントした。

 27日に現役引退を発表したMF小笠原満男主将の不出場時はキャプテンマークを巻くなど活躍してきたDFリーダー。鈴木満強化部長は「(フランスは)5大リーグだし、頑張ってほしい。源は高さがない分、スピードとドリブルに対する強さに秀でている。そういう武器をいかんなく発揮して向こうでも活躍してほしい」とエールを送る。4年後の22年カタールW杯へ。期待のセンターバックが、ついに海を渡る。

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2018年12月29日のニュース