札幌ＦＷ都倉　Ｃ大阪移籍でサポーターに別れ「“さよなら”ではなく“いってきます”」

都倉賢
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　コンサドーレ札幌のエース、ＦＷ都倉賢（３２）がＣ大阪へ移籍することが２０日、本紙既報通り正式に発表された。完全移籍で複数年契約を結んだ都倉はクラブオフィシャルＨＰを通じて、「来年３３歳になります。未来を約束することが難しくなる中で、僕を信じ、挑戦させてくれる評価でした。自分の人生について考えに考え、挑戦したいと思いました」と胸の内をつづった。

　都倉は１４年に札幌に加入。５年間でクラブ歴代最多得点となる７２得点を記録した。愛するクラブを離れることについては「札幌に成長させてもらい、この土地そのものが好きになり、家も買い、初めての子育てを経験した場所を離れることは本当につらい」としながらも「自分の決断に悔いが残らないように行動で示していきたい」と決意も語った。

　サッカー選手を引退した後のセカンドキャリアも札幌を拠点に生活することを視野に入れていた都倉。最後に「“さよなら”ではなく“いってきます”、そんな言葉で終わりたい」と結んでサポーターへ別れを告げた。

　チームは今季１２得点を挙げていた都倉の穴を埋めるべく補強を進めており、Ｊ２京都ＦＷ岩崎悠人（２０）の獲得が決定的。また、長崎のＦＷ鈴木武蔵（２４）へも正式オファーを出している。　（青木　一平）