鹿島 逆転4強!さあ2年前のリベンジ、レアルよ覚悟

[ 2018年12月16日 05:30 ]

FIFAクラブW杯準々決勝   鹿島3―2グアダラハラ ( 2018年12月15日    アルアイン )

後半にゴール決めた鹿島・セルジーニョ(撮影・西尾 大助)
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 世界一へのリベンジが幕を開けた。アジア代表の鹿島が、初戦でメキシコリーグ12度の優勝を誇る北中米カリブ海王者のグアダラハラ(メキシコ)に3―2で逆転勝ちして4強入り。電光石火の速攻からMF永木亮太(30)の得点で追いつくと、FWセルジーニョ(23)のPKで勝ち越し、FW安部裕葵(19)も追加点を挙げた。19日(日本時間20日午前1時30分)の準決勝の相手は16年大会決勝で敗れた欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)。2年ぶりの再戦が実現する。

 世界一悔しい“忘れ物”を奪いにいく戦いが始まった。「レアルへのリベンジではない。僕らはクラブW杯にリベンジに行く」(昌子)と臨む今大会。開始3分で失点したが、鹿島が簡単に散るわけがない。反撃は後半開始4分に始まった。

 GK権純泰(クォンスンテ)のパントキックを収めたセルジーニョが土居につなぎ、クロスを永木が押し込む。その間わずか約10秒。日本代表がW杯ロシア大会のベルギー戦で最終盤に浴びたゴールより速い、電光石火の速攻だった。さらにセルジーニョがPKで、安部が鮮やかなミドル弾で加点した。

 鍵はハーフタイムにあった。守備は「よりブロックを敷くべき」。攻撃は「パスのテンポを上げるべき」。選手は思いをぶつけ合い意思統一した。後半開始から入った19歳の安部もアクセントに。大岩監督は「アグレッシブに行くんだというスイッチを入れて、そのとおり選手がアグレッシブにやってくれた」とうなずいた。

 チームは“採算度外視”で懸けていた。FIFAからは2人部屋を用意されているが、経費で全員を1人部屋に変更。35人分だけ手配される航空券も、スタッフ含め50人分全員ビジネス席を手配した。もし最低の6位で終戦していれば黒字にならない計算だった。

 開催国枠で出場した16年大会は準優勝まで上り詰めた。今回、23人の登録メンバーは14人も入れ替わった。それでも前日会見では記者からレアル戦の質問が集中。「KASHIMA」を忘れていない、本気の目をした相手を攻略した。

 2年前の戦いを「無我夢中」と表現した鈴木満強化部長は言う。「あの時よりも、優勝を具体的にイメージして、準備できている」。選手は出国前日に決起集会を実施。13日にはジーコTDがミーティングでハッパをかけた。「勝つことは、義務なんだ!」。士気は最高潮に高まっていた。

 いよいよ次の相手は16年に決勝で一度はリードを奪い、延長戦の末に敗れた銀河系軍団。この日のMVPに輝いた土居は言う。「2年前は“決勝行っちゃったよ。レアルだよ!”と思ったけど、今はあまりそういう感じがない」。皆が平常心で臨める。世界一を本気で狙う、2年前との違いだ。

 ▼グアダラハラ・カルドソ監督 前半はとてもいいプレーをしたが、後半は失点して集中を失ってしまった。相手は精神的に強かった。

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