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川崎F ロンドン五輪得点王レアンドロ・ダミアン獲得 J来季3連覇&ACL制覇へ

[ 2018年12月14日 02:48 ]

ロンドン五輪で得点王に輝いたブラジルのレアンドロ・ダミアン
Photo By ゲッティ=共同

 リーグ連覇を成し遂げた川崎Fが、ブラジルの名門インテルナシオナルから12年ロンドン五輪得点王で元ブラジル代表のFWレアンドロ・ダミアン(29)を獲得したことが13日までに分かった。一両日にも正式に発表される見通しだ。来季は複数タイトルを目標に掲げ、かつてない陣容を整えており、Jクラブとしては前人未到の同一年度のリーグ&ACL制覇に挑む。

 来季リーグ3連覇に加え、Jリーグ勢では3年連続となるACL制覇も目指す川崎Fが、強力な助っ人を獲得したことが判明した。関塚ジャパンが4位に入った12年ロンドン五輪で得点王に輝いた、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンだ。複数の関係者によれば既に条件面で合意し、近く正式発表される見通しという。

 レアンドロ・ダミアンは1メートル87の長身を誇る大型ストライカー。一番の武器である空中戦のほか、ブラジル人らしく足元の技術にも優れている。今季も26試合で10得点マーク。しかもインテルナシオナルとの契約は今季限りで満了するという。肉弾戦も多いACLの戦いを想定し、大型ストライカーを探していた川崎Fにとって、実績も知名度も抜群のダミアンはまさにうってつけの存在だ。

 関係者によれば、レアンドロ・ダミアンはすでにインテルナシオナルの元チームメートで、99年に川崎Fでプレーした元ブラジル代表MFティンガ氏(40)からチームの印象を聞いており「川崎Fは本当に良いチーム。行った方が良い!」と背中を押され、迷わず日本行きを決断したという。10年にはインテルナシオナルで南米クラブチャンピオンを決めるリベルタドーレス杯優勝を経験している。ACL制覇を目指す川崎Fにとってはまさに“優勝請負人”の期待がかかる。

 川崎Fは今季もリーグ最多得点を記録するなど屈指の攻撃力を誇るが、ダミアンが加入することで、攻撃陣がさらにパワーアップすることは間違いない。リーグを連覇による潤沢な資金を生かし、既にC大阪から元日本代表MF山村、広島からDF馬渡の獲得も確定。着々と来季に向けた陣容が固まりつつある。

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2018年12月14日のニュース