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モドリッチ、バロンドール受賞で個人3冠 11年ぶりCロナ&メッシ止めた

[ 2018年12月5日 05:30 ]

「バロンドール」を受賞し、トロフィーを掲げるクロアチア代表のルカ・モドリッチ(AP)
Photo By 共同

 サッカー専門誌フランス・フットボールが選ぶ18年のバロンドール(世界最優秀選手)の表彰式が3日、パリで行われ、レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(33)が初受賞した。新設のコパ賞(21歳以下の世界最優秀選手)はパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(19)が選ばれ、フローニンゲンMF堂安は9位。新設の女子部門はリヨンのFWアーダ・ヘーゲルベルク(23)が受賞し、同僚の日本代表DF熊谷紗希(28)は12位だった。

 1メートル72の小柄な司令塔が33歳にして世界の頂点に立った。黄金ボールを笑顔で掲げたモドリッチは「2018年は私にとってドリームイヤーだった」。Rマドリードで欧州CL3連覇、クロアチア代表でW杯ロシア大会で準優勝に貢献。FIFA最優秀選手、欧州最優秀選手と合わせて個人3冠を達成した。

 C・ロナウド、メッシ以外の受賞は07年のカカ(ACミラン)以来11年ぶり。「過去10年2人は突出したレベルにあった」と敬意を表しつつも「シャビ、イニエスタ、スナイダーらもふさわしかったと思う。僕の受賞は、彼らのためにもうれしい。今夜はサッカーの勝利だと思う」と2大スター時代に一つの区切りをつけた意義を語った。

 6歳の時に内戦で避難民となり、家族で身を寄せたホテルの駐車場でボールを蹴っていた少年の夢は「ビッグクラブでプレーしてタイトルを獲ることだった。バロンドールなんて想像もしなかった」。数々の名手を輩出してきた旧ユーゴから初受賞した喜びをかみしめた。

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2018年12月5日のニュース