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【川本治の展望】東京VのJ1昇格は磐田・俊輔のセットプレー封じが鍵

[ 2018年12月3日 09:21 ]

J1参入プレーオフ2回戦   東京V1―0横浜FC ( 2018年12月2日    ニッパツ )

サポーターの前で喜びを爆発させる東京V・ドウグラス(撮影・西海健太郎)
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 東京Vは狙い通りにしっかり守れたことが勝利につながった。引き分けでは敗退だったが、攻めようという意識が強すぎると逆に攻守のバランスが崩れて失点する。特に一発勝負のトーナメントではなおさら。東京Vは戦い方が選手に浸透していたことで、プラン通りに試合を進めることができた。プレーオフ1回戦の大宮戦で1―0で守りきれたことも大きく、選手がいい感触を持てたことで、攻められながらも相手の攻撃を封じることができた。

 磐田とのJ1参入プレーオフ決定戦は中村のセットプレーをどう封じるかが鍵。1点を争う勝負になると思うが、今の東京Vなら流れの中からそうは失点しない。ただ、中村のFKは精度が抜群で、分かっていても決められてしまう。ペナルティーエリア近くでファウルをしないことや無用のCKを与えないことをどれだけ徹底できるか。攻撃ではこの試合のように少ないチャンスにドウグラス・ヴィエイラらが決められるかどうかが勝負を分けるだろう。(元ジェフ市原強化部長)

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2018年12月3日のニュース