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東京V GK上福元が勝利を演出 決定戦では前回昇格時の選手だったOB監督に挑戦

[ 2018年12月2日 16:20 ]

J1参入プレーオフ2回戦   東京V1―0横浜FC ( 2018年12月2日    ニッパツ )

<J1参入プレーオフ 横浜FC・東京V>後半ロスタイム、東京V・ドウグラス(左)がゴールを決め喜ぶGK上福元(右から5人目)ら東京Vイレブン(撮影・西海健太郎)
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 シーズン6位の東京Vが1回戦の大宮(5位)に続いて2回戦でも横浜FC(3位)を相手に“下克上”を果たし、2008年以来11年ぶりとなるJ1昇格に王手をかけた。8日の決定戦では前回J1昇格を決めた07年に東京Vでプレーしていた名波監督率いるJ1の16位・磐田とアウェーのヤマハスタジアムで対戦。東京Vが勝てばJ1への昇格が決まり、引き分け以下なら磐田のJ1残留が決まる。

 シーズン上位の優位性確保のため、引き分けなら横浜FCが勝ち抜ける1戦。だが、0―0のまま突入した後半アディショナルタイムにドラマは待っていた。

 7分が掲示されたアディショナルタイムも着々と針が進み、迎えた後半51分だった。MF佐藤の右CKにパワープレーで攻撃参加していたGK上福元がヘディングシュート。相手GK南が弾いたこぼれ球をFWドウグラス・ヴィエイラが右足で押し込んだ。上福元は当初いたファーサイドから相手のマークを外してニアに走るGKとは思えない動きでヘディングシュートを放ち、劇的な勝利を演出。ドウグラス・ヴィエイラはゴールを決めると一目散に東京Vサポーターの待つスタンドに飛び込んで喜びを分かち合った。

 「すごく難しく感情的な試合になった。最後の10分は我々がリスクを冒し、相手に2、3回チャンスがあったが、我々がゴールを取ることができた」とロティーナ監督。ドウグラス・ヴィエイラも「非常に難しい試合。相手も引き分け狙いではなく勝ちに来た」と振り返りつつ「必ず目標にしてきたJ1昇格をつかみ取りにいきたい」と昇格へ闘志を燃やした。

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