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川崎F “万能MF”C大阪・山村獲り 補強目玉“3度目”ラブコール

[ 2018年12月2日 10:08 ]

<横浜・C大阪>前半、ボールを追うC大阪・山村(撮影・島崎忠彦)
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 リーグ2連覇を果たした川崎Fが、C大阪の元日本代表MF山村和也(29)の獲得に動いていることが1日までに分かった。複数の関係者によれば、川崎Fは本職のボランチのほか、センターバック、トップ下も高いレベルでこなす山村の能力を高く評価。複数タイトル獲得を目指す来季へ、補強の目玉として白羽の矢を立てた。

 国見高から流通経大とサッカーのエリートコースを歩んだ山村は1メートル86の大型ボランチ。早くから将来を嘱望され、国内組中心で臨んだ10年1月6日のイエメン戦では、大学生として18年ぶりとなる招集でA代表デビュー。16強入りした10年W杯南アフリカ大会ではサポートメンバーにも選出された。

 争奪戦の末、12年に加入した鹿島では絶対的な主力にはなれなかったが、出場機会を求めて16年に移籍したC大阪では眠っていた能力が一気に開花。1年目はチームのJ1復帰に貢献すると、昨年就任した尹晶煥(ユンジョンファン)監督がトップ下にコンバートし、自己最多の8得点をマークするなど高い得点能力も見せた。

 川崎Fは大学4年時を含め過去2度のオファーを出しており、今回は3度目。C大阪も不可欠な戦力として慰留に努める方針で、山村の決断に注目が集まる。

 ◆山村 和也(やまむら・かずや)1989年(平元)12月2日生まれ、長崎市出身の29歳。国見高から流通経大に進学し、10年1月6日のイエメン戦で18年ぶりとなる大学生A代表デビュー。10年W杯ではサポートメンバー選出。12年に鹿島入りし、ロンドン五輪に出場。出場機会を求めて16年に移籍したC大阪で真価を発揮し昨年はルヴァン杯V。1メートル86、80キロ。利き足は右。

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2018年12月2日のニュース