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森保J、データが示す西野Jからの明らかな進化 攻撃・守備ともに良化

[ 2018年11月22日 09:30 ]

国際親善試合   日本4―0キルギス ( 2018年11月20日    豊田ス )

サッカー日本代表
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 森保ジャパンは初戦からの5試合を4勝1分けの無敗。今回はこの5試合と西野ジャパンのラスト5試合(ロシアW杯4試合と大会直前のパラグアイ戦)を各項目別の数字で比較してみた。

 攻撃項目ではシュート30本、パスが284本、クロス42本、ドリブルは36回も森保ジャパンの方が多い。大迫を1トップに中島、南野、堂安の2列目トリオによる攻撃陣の積極性が数字にハッキリと出ている。特に中島のクロス(35本=2位室屋14本)ドリブル(35回=2位堂安14回)は突き抜けて多く、攻撃の要として君臨している。ミドルエリアからアタッキングエリアへの縦パスの精度(成功率)を見ると西野64・6%→森保80・9%と進化しているのも得点を奪えている要因だ。

 守備面ではこぼれ球奪取の成功率が西野58・3%→森保71・9%と上昇。10回以上を堂安、南野、原口、柴崎がマークし、タックル回数では遠藤(14回―成功13回)三竿(13回―成功12回)などMFの成功率が高い。前線からの守備、中盤で相手の攻撃の芽を摘む体を張ったプレーが素早い攻撃へ良い流れをつくっている。

 W杯16強の西野ジャパンから明らかな成長が見られるだけに、アジア杯王座奪回に期待したい。

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2018年11月22日のニュース