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【城彰二 視点】森保J ほぼ固まった前線の4人 質高い連係も…シュートの精度課題

[ 2018年11月17日 09:46 ]

国際親善試合   日本1―1ベネズエラ ( 2018年11月16日    大分銀行ドーム )

<日本・ベネズエラ>前半、体を張ってボールをキープする日本代表・大迫(撮影・西海健太郎)
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 前線の4人はほぼ固まった感じだ。お互いの特長を引き出すように考えて動いていた。連係プラス個の良さが出ていて完成された感じだ。特に大迫の存在が大きい。ボールが収まるので、大迫にパスが入った瞬間に攻撃のスイッチが入る。中盤まで下がって受けて他の選手にスペースを使わせたり、質の高い連係ができていた。ただ、シュートの精度がいまひとつで、これだけチャンスをつくっているのに2点目が取れないことが勝利を逃すことにつながった。攻撃の選手は得意な足でなくても決められるようにしないと国際試合ではこうなる。

 日本の得点はFKからだが、中島はキックの精度が高く、酒井もうまく合わせた。逆サイドに長いボールを入れて、相手が戻りながら守備をする形となり、コースができた。一つ気になったのは後半メンバーが代わった途端かみ合わなくなったこと。スタメンの4人の誰かが欠ける可能性もあるだけに、この差をどう埋めるかが課題だ。 (元日本代表FW)

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2018年11月17日のニュース