×

中島・南野・堂安“三銃士”競演で3連勝へ BIG3超える

[ 2018年11月16日 05:30 ]

代表の練習で汗を流す中島(左)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表は16日に親善試合でベネズエラと対戦する。森保一監督(50)は前戦のウルグアイ戦(10月16日)のスタメンが基本になると明言し、MF南野拓実(23=ザルツブルク)とMF堂安律(20=フローニンゲン)とMF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)の“新ビッグ3”競演が濃厚。元日本代表MF本田圭佑(32=メルボルンV)らが成し遂げていないトリオ結成後3連勝をつかみ、来年1月のアジア杯(UAE)へ向けた最高の準備をする。

 アジア杯へ向けたラストサバイバルにも気負いはない。冒頭15分間公開された最終調整。先発出場が濃厚な堂安、南野、中島はリラックスした表情でランニングなどをこなした。

 堂安は「皆がスペースを見つける能力がある」と互いの相性の良さを強調すれば、中島は「合宿も3回目。2列目の精度は上がっている」と連係向上に自信を見せた。釜本邦茂氏以来となる新体制発足後4戦連発が懸かる南野も「(釜本氏は)もちろん知っています。勝利が最優先だけどその中で自分の得点で貢献できれば良い」と結果にこだわる姿勢を示した。

 偉大なる先人たちの記録超えが懸かる。本田圭佑、香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスター)。長年、日本サッカー界をけん引した3人が初めて同時出場したのが、10年9月4日の親善試合パラグアイ戦だった。同戦、続くアルゼンチン戦は勝利。11年1月のアジア杯1次リーグ初戦ヨルダン戦はドローに終わり、トリオ結成後の連勝は「2」で止まった。“新ビッグ3”は9月の親善試合コスタリカ戦で初競演。同戦、そしてウルグアイ戦で勝利しており、ベネズエラも撃破すれば本田らが成し遂げていない3連勝を手にする。

 「他の人たちは分からないけど、インターネットとかでもそういう記事を目にするし、僕は少なからず意識するところがある」

 堂安は「その人たちを超えることが目標ではなく、自分たちの目標へ突き進む」と前置きした上で本田らと比較されることに笑み。本田たちはトリオ結成後から強固な信頼関係を築き、11年のアジア杯を制覇した。ベネズエラ戦は堂安、中島、南野の新時代幕開けを決定づけるかどうかの大きな試金石。2大会ぶりのアジア制覇へ勢いをつけるためにも、全力で勝ちにいく。

続きを表示

この記事のフォト

2018年11月16日のニュース