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森保J2連戦はアジア杯予行、新体制初戦から史上初の4連勝だ

[ 2018年11月13日 05:30 ]

霧の中、ランニングするイレブン(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は12日、ベネズエラ戦(16日・大分)とキルギス戦(20日・豊田)の国際親善試合に向けた大分合宿をスタートさせた。史上初となる新体制初戦からの4連勝を目指す森保一監督(50)は来年1月のアジア杯(UAE)を見据えた選手起用を示唆。13日からはACL王者の鹿島勢やMF南野拓実ら全選手がそろい、本格的なトレーニングに着手する。 日本代表メンバー  日程と結果

 9月の新体制発足から2カ月半。のべ34選手を招集した森保ジャパンが、目下のターゲットに掲げるアジア杯優勝へ向けて仕上げ段階に入った。10月の2連戦は招集した23選手中22人を起用。パナマ戦とウルグアイ戦では先発9人を入れ替えた。だが今回の2連戦について、森保監督は「完全に2チームに分けて考えるかどうか、まだまとまっていない。チームとして戦い、その後に起用を考えたい」とアジア杯仕様の戦いを想定した。

 アジア杯1次リーグは、中3日での3連戦が控えている。選手のコンディション面の確認、また負傷者や出場停止選手が出た場合のシミュレーションができるのは今回が最初で最後だ。この日は雨の中、16選手がランニングなど45分間の軽めメニュー。13日から本格的なトレーニングに入るが、指揮官の宝刀ともいえる3バックをテストする可能性もある。

 ベネズエラ戦は指揮官にとっても大きな記録が懸かる。新体制初戦からの4連勝は史上初。FIFAランキング29位のベネズエラは過去3戦3分けと1度も勝てていないが「成長するために大切な試合になる。アジア杯に向けて良い戦いがしたい」と言葉に力をこめた。難敵を破り、さらに勢いを加速させていく。

 ≪ハリル監督は4戦目△≫初采配初戦から3連勝した監督は、15年のハリルホジッチ監督と森保監督の過去2人しかいない。ハリルホジッチは初戦からチュニジア(○2―0)ウズベキスタン(○5―1)イラク(○4―0)と親善試合に3連勝。4戦目のW杯2次予選・シンガポール戦(△0―0)で連勝はストップ。森保監督が史上初の偉業に挑む。

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