山中　ＤＦ初の国際Ａマッチ初出場初得点へ「アピールしたい」

日本代表大分合宿 （ 2018年11月12日 ）

日本代表練習でパスを出す山中（撮影・西海健太郎）
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　１６日の国際親善試合ベネズエラ戦、２０日の同キルギス戦に臨む日本代表は１２日に合宿をスタートさせ、初招集のＤＦ山中亮輔（２５＝横浜）も参加した。ランニング中にはＭＦ遠藤、ＭＦ伊東らかつてリオデジャネイロ五輪予選をともに戦った仲間と談笑するなどリラックスした様子も見せ、「懐かしいメンバーもいるので、凄く楽しみにしていた。だいぶ緊張したけど、優しい人が多いと聞いていたし、怖くなくてよかった」と笑った。

　今合宿は長く代表で主力を担うＤＦ長友が肺気腫の影響で不在。代役とは言わせない。「求められているところははっきりしている。ゴール、アシストという目に見える結果を残して生き残れるようにしたい」と左サイドバックを巡るサバイバルを勝ち抜くには“一発回答”が必要だと考えている。そのためには持ち味を発揮することが重要になる。

　これまで国際Ａマッチ初出場初得点を達成した選手は３０人。すべてＦＷ、ＭＦ登録の選手で、ＤＦの達成はまだない。「チャンスをものにできるように、練習でしっかりアピールして、試合に使ってもらえるように頑張っていきたい」。ＤＦとして初の快挙も視野に、練習を通じて指揮官に訴えかけていく。

　１６年リオデジャネイロ五輪予選は主力として戦いながら、ケガのため本大会のメンバー入りはならなかった。「オリンピックは凄く悔しい思いをした。またこのユニホームを着れるのはわくわくする」。再び日の丸を背負ってピッチへ―――。来年１月のアジア杯、そして２２年Ｗ杯カタール大会を見据えた挑戦がいよいよ始まる。