長崎　１７位以下確定…ホームサポーター後押しも横浜に敗戦　ＧＫ徳重ＰＫストップも

明治安田生命Ｊ１リーグ第３２節   長崎０―１横浜 （ 2018年11月10日    トラスタ ）

横浜に敗れ肩を落とすＧＫ徳重（手前）ら長崎イレブン
Photo By 共同

　明治安田生命Ｊ１リーグ第３２節は１０日、各地で８試合が行われ、最下位の長崎はホーム・トランスコスモススタジアム長崎で横浜に０―１で敗戦。勝ち点２９から伸ばせず、Ｊ２自動降格圏の１７位以下が確定した。

　長崎は前半１３分、ＭＦ飯尾がペナルティーエリア内で横浜ＦＷ遠藤を倒してＰＫを献上したが、ＧＫ徳重がＦＷ伊藤のキックを右手一本で魂のセーブ。大きなピンチをしのいで前半をスコアレスで折り返した。しかし後半２９分、その伊藤に先制点を決められてリードを許すと、少ない好機を生かせず、１点が奪えぬままホームのサポーターの前で黒星を喫した。

　今季Ｊ１初昇格を果たした長崎は、開幕６試合未勝利と苦難のスタートとなったが、４月１１日の第７節・清水戦（アイスタ）で１―０で初勝利を挙げると、Ｇ大阪、柏、磐田を連破し４連勝で９位に浮上。しかし、戦力不足に加えてＷ杯中断明けには故障者も続出。８月未勝利に終わるなど苦戦し、第２３節には最下位に転落すると、その後巻き返せぬまま２試合を残して１７位以下が確定した。

　１７位以下が確定した長崎だが、降格はまだ決定せず。Ｊ１ライセンスを持たない町田がＪ２で２位以内に入ればＪ１の自動降格は最下位１８位の１チームとなるためで、その場合１７位のチームはＪ１参入プレーオフに出場することになる。