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なでしこJ 年内最後の親善試合にW杯優勝“ヤンなで”から南ら4人を抜擢

[ 2018年10月23日 15:33 ]

 日本サッカー協会は23日、年内最後の国際親善試合となる11月11日のノルウェー戦(鳥取・とりぎんバードスタジアム)に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」メンバー28人を発表し、8月のU―20女子ワールドカップ(W杯)フランス大会で初優勝したU―20女子日本代表「ヤングなでしこ」メンバーからDF南萌華(19=浦和)、MF長野風花(19=仁川)、FW宮沢ひなた(18=日テレ)、FW遠藤純(18=JFAアカデミー福島)の4人が抜擢された。南と遠藤はなでしこジャパン初招集。

 なでしこジャパンは4月の女子アジア杯(ヨルダン)、8月のアジア大会(ジャカルタ)でともに優勝。高倉麻子監督(50)は「2つの優勝は非常に自信になった」としながらも「試合内容を見れば、このままでは世界では通用しない」と言い切り、来年6月開幕の女子ワールドカップ(W杯)フランス大会に向け「新たなスタート」と位置づけた。

 高倉監督はU―20女子W杯優勝メンバーについては「即戦力になるのではという選手が多くいたので、今回はその中から4名ピックアップした」とし、南については「高さもあるし、安定した守備を見せる」、長野については「視野の広さが特徴で、サッカー理解も高いものを持ってる。今いる選手を脅かしてほしい」と期待。宮沢と遠藤に関してはともにスピードとドリブル突破に非凡なものがあると説明し、「彼女たちはお姉さんたちがいてもビビることはない。即戦力として試合に出るつもりで来てもらわないと」と言い切った。

 また、5月に右膝を負傷して全治6〜8カ月と診断され離脱中のMF阪口夢穂(31=日テレ)のためエースナンバー10番は「基本的には空けて待っている」としている。

 メンバーは以下の通り。

 【GK】1池田咲紀子(26=浦和)、18山下杏也加(23=日テレ)、21平尾知佳(21=新潟)

 【DF】3鮫島彩(31=INAC神戸)、2宇津木瑠美(29=シアトル・レイン)、4熊谷紗希(28=リヨン)、24三宅史織(23=INAC神戸)、22清水梨紗(22=日テレ)、23国武愛美(21=ノジマステラ神奈川相模原)、5市瀬菜々(21=マイナビ仙台)、26南萌華(19=浦和)

 【MF】9川澄奈穂美(33=シアトル・レイン)、6有吉佐織(30=日テレ)、7中島依美(28=INAC神戸)、15阪口萌乃(26=新潟)、12猶本光(24=フライブルク)、14長谷川唯(21=日テレ)、25杉田妃和(21=INAC神戸)、17三浦成美(21=日テレ)、27長野風花(19=仁川)

 【FW】13菅沢優衣香(28=浦和)、8岩渕真奈(25=INAC神戸)、20横山久美(25=長野)、11田中美南(24=日テレ)、19増矢理花(23=INAC神戸)、16籾木結花(22=日テレ)、28宮沢ひなた(18=日テレ)、29遠藤純(18=JFAアカデミー福島)

 ※名前の前の数字は背番号

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2018年10月23日のニュース