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セリエA初挑戦!23歳ピョンテクの“凄テク”決定力6戦8発

[ 2018年10月2日 05:30 ]

セリエA第7節   ジェノア2―1フロジノーネ ( 2018年9月30日 )

 FWクリスティアーノ・ロナウド(33=ユベントス)の加入に沸くセリエAに、超新星ストライカーが出現した。ジェノアのポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテク(23)が30日、フロジノーネ戦で2得点を挙げて2―1の勝利に貢献した。開幕から6試合連続ゴールで8得点はリーグトップ。セリエAで新人の開幕6戦8発は、1949〜50年のアタランタFWカール・オーエ・ハンセン(当時28=デンマーク)以来、69年ぶりの快挙となった。

 セリエA初挑戦で69季ぶりの開幕6戦8発。C・ロナウドの3得点を大きく上回るのが無名のルーキーだ。地元紙ガゼッタ・デロ・スポルト(電子版)は「ジェノアのピョンテクが止まらない」と開幕6戦連続得点の活躍とともに「Piatek」の独特の発音も紹介した。

 新人離れした決定力だ。フロジノーネ戦でシュート2本で2得点。前半33分、右足で右隅に先制ミドル弾を突き刺すと3分後には速攻から右折り返しを押し込み、得点ランク独走の8点目。公式戦12得点は、8得点のFWメッシ(バルセロナ)らを上回り、欧州主要リーグで今季最多となっている。

 ポーランドの絶対エースの後継者と期待されるレバンドフスキ2世だ。憧れの先輩に似た万能型。利き足の右だけでなく左足と頭でも決定力があり、守備でも貢献する。バラルディーニ監督は「凄い選手になる。ビッグクラブが放っておかないだろう」と話す。

 指揮官が言うように、既に欧州中から注目を集める存在になった。今夏にポーランド1部クラコビアから“格安”の移籍金450万ユーロ(約5億9400万円)の4年契約で加入したばかりだが、バルセロナ、ユベントスなどが獲得に興味を示していると報じられている。

 驚異の新人の活躍で、ジェノアは1試合未消化ながら暫定6位。開幕直前に高架橋崩落事故が起こった地元に明るい話題をもたらしている。

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2018年10月2日のニュース