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川崎F、小林まさかのPK失敗…ドロー 首位広島に肉薄ならず

[ 2018年9月27日 05:30 ]

明治安田生命J1第18節   川崎F0―0湘南 ( 2018年9月26日    BMWス )

<湘南・川崎>前半、挟みこまれながらもドリブルで進む中村(撮影・篠原岳夫)
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 川崎Fは台風の影響で延期されていたアウェーでの湘南戦に臨み、0―0のスコアレスドローに終わった。強風と大粒の雨が降り注ぐ悪天候の中、後半40分に日本代表FW小林悠(31)がPKを得たが、相手GKに阻止されるなど無得点。首位・広島との勝ち点差は3に縮めたが、勝てば1差に肉薄するチャンスを逃した。

 名手がまさかの失敗だ。後半40分、エース小林がペナルティーエリア内で倒されPKを得た。キッカーはもちろん小林。だが、真ん中に放ったシュートは、微動だにしなかった相手GKの好セーブに阻まれた。「動かなくてびっくりした。でも真ん中に蹴ったのは後悔していない」。PKの蹴る方向を試合前に愛息に聞き、それを実践して今季も失敗がなかったが、この日は運も味方しなかった。

 風下で苦戦した前半から一転、後半は猛攻を仕掛け、終盤には立て続けに絶好のチャンスを得た。後半39分には小林のラストパスから途中出場のFW知念がGKとの1対1を右足で狙ったが、相手の好セーブと左ポストに阻まれた。その1分後にPKを失敗した小林は、アディショナルタイムに右足でシュートを狙う。だが、この日当たりに当たっていた秋元にいずれも阻まれた。

 広島に肉薄するチャンスは逸したが、それでも最低限の勝ち点1は積み上げた。小林も「しようがない。下を向いている時間はない。下を向いて良いことはない」と切り替え、中2日で迎えるアウェー長崎戦へ「移動もありハードだけど言い訳にはできない。優勝するためには勝ち点3が絶対必要」と前を向いた。

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2018年9月27日のニュース